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リフォームお役立ち情報

リフォームの先輩100人に聞きました!

2018.4.20

キッチンリフォームの種類とよくある落とし穴とは?

キッチンリフォームは、トイレや浴室といった他の水回りのリフォームに比べて失敗や後悔が多い、要注意!な箇所です。その理由は、ズバリ選択肢が多いから。
トイレや浴室は広さや設備の選択肢がある程度に限られるのに比べ、キッチンは、形状だけでもI型、L型、アイランド型、対面型と様々。 さらに使い勝手や寸法にも「コレ!」という正解があるわけでもなく、使う人によって十人十色なのです。
そんな難易度の高いキッチンリフォームを成功に導くために、今回は“成功するため”のキッチンリフォームについて紹介していきます。

あなたが「そろそろキッチンをリフォームしようかなぁ・・・」と少しでも検討していたら、例えば、こんなことで悩んではいませんか?

  • キッチン設備の一部が壊れた(換気扇、コンロ、水漏れなど)
  • 収納が少なくて、物がキッチンにあふれている
  • 料理をする際に、使い勝手がとても悪い
  • キッチンから他の場所への動線が悪い
  • 長年の使用でこびりついてしまった頑固な汚れがおちない
  • キッチンの床がベコベコになっていて、耐えられない

とは言っても、修理か、買い替えか?リフォームか?の決断って、素人には本当難しいですよね。
設備だけの取替えや修理で十分な場合もあったりしますし、どこかが壊れるたびに何度も修理をしていたら、もう一気にリフォームした方がかえって安くなったりもします。

キッチンの寿命から見るリフォームタイミング

それでは一つの目安として、キッチンにまつわるそれぞれの寿命をみていきましょう。
水道や蛇口、換気扇の耐久年数は、だいたい8年から10年。食洗機やガス給湯器も、10年が目安です。電気給湯器の場合は、15年と少し長め。これらの不調だけがお悩みなら、修理か買い替えで十分に対応できる場合があります。まずはプロにご相談ください。
次にシステムキッチン。システムキッチンの寿命は、15年から20年と言われています。20年以上使用していて、設備の不具合や使い勝手に不便を感じている場合は、キッチンリフォームのタイミングかもしれません。

修理や交換といった部分的な対処ではなく、この機会にもっとトータルにキッチンを考えられるキッチンリフォームを検討してみたい!という方、さて、まず気になるのは「費用」だと思います。

ところが、キッチンリフォームの相場をお伝えするのは、とても厄介。なぜかと言いますとキッチンの本体価格の他にかかるかもしれない費用がケースバイケースなのです。特に間取り変更を伴うキッチンリフォームは費用が高くなる場合があるので予め、そのように想定をしておいてください!
それではキッチンの種類別の費用の目安と、費用が高くなるリフォームの特徴をお伝えします。是非、ご参考に。

種類別 システムキッチンの費用の目安

キッチンリフォームをリーズナブルにしたいあなた、Ⅰ型キッチンがオススメ

  • 費用目安:40万円~100万円
  • 特長:一般的な長方形のキッチン。間取やレイアウトを選ばず、費用も安くすむ場合が多い。

料理中も家族とコミュニケーションを取りたいあなた、対面キッチンがオススメ

  • 費用目安:50万円~120万円
  • 特長:コンロとシンクなどの作業スペースが2列に並んだタイプのキッチン。
    動線が短いため狭い範囲での移動が可能で作業効率が上がる。
    ダイニングスペースが狭くなりがちなので、全体の間取りをよく考えたプランにすることに特に気を使ってください。

使い勝手&動線重視のあなた、L型キッチンがオススメ

  • 費用目安:60万円~200万円
  • 特長:複数人で調理作業をする場合に効率的なキッチン。
    調理作業のスペースを広くとることができる。スペースが広い分、キッチンを設置するスペースの確保が重要。
    設置に必要な工事も増えるため費用は高額になる場合が多い。

海外ドラマのようなスタイリッシュなキッチンを希望するあなた、アイランドキッチンがオススメ

  • 費用目安:150万円~350万円
  • 特長:孤立したタイプのキッチン。オープンなのでいつもキッチンをピカピカにしておく必要あり。
    本体価格が高額になり、さらに、作業台の位置によっては配管工事などが複雑になるため、リフォーム費用も非常に高額になる場合が多い。

ここまでが種類別のシステムキッチン費用(※設置費込み)の目安でした。

間取りやレイアウト変更の費用について

例えば、現在のI型キッチンの場所に、新しいI型キッチンを交換する場合は、本体価格と内装工事で済みます。
しかし、I型キッチンから対面キッチンやアイランドキッチンに変更する場合は、壁の設置・撤去、排水管やガスの移動、電気工事など、本体価格以外の工事費用がかかるため、予算が大幅にアップします。

見積もりが出てきたら、本体価格の他に、設備機器や内装材などの価格、設置や撤去に関する工事費用がしっかり含まれているか、必ず確認してください。これは後で揉めないために是非、知っておいていただきたい大事なポイントです。つまり、これ以上の金額の増加はないこと、または増える可能性があるとすればどのような場合で、いくらなのかをきちんと事前に確認しておくのです。
予想していなかったのですが、古いキッチンを撤去してはじめて補修工事が必要だとわかることもよくあることです。ですから、少し余裕を持った資金計画をお勧めします。

リフォームしたい箇所に優先順位に気をつける

また、このことはどの部位のリフォームでも共通していえる基本的なことですが、リフォームは叶えたい要望の優先順位をつけることがとても大事。「あれも、これも」と見境なくただ要望を伝えるだけにしてしまうと、見積もりは跳ね上がり、どこを調整すべきかも解らない状態が生まれてしまい、リフォーム業者とのトラブルの原因になります。現在の不便な点や、希望に優先順位をつけましょう。
もし「少しでも安く、新しいキッチンにしたい!」という方は、間取りを変えずに新しいシステムキッチンに交換するのが間違いなく、満足度が高くなるはずです。逆に今よりも、キッチンの動線を良くしたい!収納を充実させたい!と言った希望が優先される場合は、間取りの変更を伴う場合がありますね。また、お料理が好きで、オーブンやコンロなど機能が充実した設備にしたいという方は、間取りよりも選ぶシステムキッチンの方が重要になってきます。
このように、あなたが重要!と考えることで、最適なキッチンはまったく変わってきます。

ただ、これも大まかにまとめると、キッチンリフォームの要望は4つです。

  • 動線(間取り)の変更
  • 収納アップ
  • 設備の充実
  • 価格を抑えたい

この4つに優先順位をつけてみてください。その際、現在の不便な点も整理しておけば、リフォーム会社も理想のキッチンを提案しやすくなるはず。リフォームを決断し、リフォームの目的を明確に、優先順位をつけたら、理想のキッチンはもう目前です!

最後に、うっかり忘れがちなキッチンリフォームの落とし穴を紹介して終わりたいと思います。

落とし穴①
キッチンの高さが合わない!

現在のキッチンで腰痛や首痛はありませんか?新築した時に高さを計算してキッチンを作った方は大丈夫だと思いますが、中古住宅にお住まいだった方は、もしかしたら高さが合っていないかもしれません。キッチンの高さは、「(最も調理する人の) 身長÷2+5 cm」が目安です。厚手のスリッパを履いている方は、スリッパの高さも考慮してくださいね。

落とし穴②
通路でぶつかる!

あたなのキッチンが対面キッチンなら、シンクやコンロの後ろにカウンターや冷蔵庫などがありますよね。その通路の幅は意外と見落としがちです。あなたがご家族唯一の料理人で、ほぼ一人でキッチンに立つという場合は、通路幅(は90cm~110cmが理想です。もし、二人以上がキッチンに立つという場合は、通路幅を120cm以上確保してください。ただし、通路幅を広くすると、ダイニング側が狭くなりますから、そちらのスペースも考慮して、考えてくださいね。

落とし穴③
調理スペースが狭い!

意外と忘れがちなのが調理スペース。シンクやコンロを充実させすぎて、調理スペースが狭い!なんてことにならないように。最低でも50cmは確保してくださいね。また、調理スペースはしっかり確保したのに、調理器具の置き場所を忘れていて、調理スペースが狭くなったなんて話もちらほら聞きます。電子レンジやコーヒーメーカー、ブレンダーやケトルなど、キッチン家電は意外と多いです。必要な収納スペースや設置スペースをしっかり確保してください。

落とし穴④
キッチン収納が足りない!

落とし穴③でも少し触れましたが、キッチン収納は後悔する人がとても多いです。 リフォームの先輩100人に聞いた『もっと収納を作っておいた方がいいですよ!』とアドバイスするとしたらそれはどんな場所ですか?」という質問では、1位の「収納は全体的に増やした方がいい」に次いで、2位は「キッチンの収納」でした。

収納を増やしておくべき場所は?

2017年 / ハイアス・アンド・カンパニー調べ

キッチンは、大切な家族の食生活を司る大切な場所です。つまり、家族の健康を守るための神聖な場所。だからこそ、ストレスのない、居心地の良い場所にしたいですね。あなたのキッチンがあなたのご家族の幸せの拠点になりますように。

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